その不調は食いしばりから!?
~食いしばり・歯ぎしりによるトラブルを防ぎ、フェイスラインをスッキリ!~
「朝起きたら顎がだるい」「頬が張ってきた気がする」こんな悩み、ありませんか?
それ、もしかしたら無意識の食いしばりや歯ぎしりが原因かもしれません。
現代社会ではストレスや緊張、スマホ・PC作業の増加により、食いしばりや歯ぎしりが増えていると言われています。放置しておくと顎関節症だけでなく、フェイスラインの崩れや肩こり・頭痛など、さまざまな不調を引き起こす可能性も…。
そこで今回は、食いしばり・歯ぎしりのトラブルを防ぎ、スッキリしたフェイスラインを保つための簡単なストレッチをご紹介します!
🦷 食いしばり・歯ぎしりが引き起こすトラブルとは?
- 顎関節への負担 → 顎関節症
食いしばりや歯ぎしりは、顎の関節に強い負担をかけます。これが続くと、「口が開けにくい」「顎がカクカク音がする」「顎に痛みがある」といった顎関節症の症状が現れることも。 - フェイスラインの崩れ → エラ張り・むくみ
強い咬筋(こうきん:噛むときに使う筋肉)が緊張すると、エラが張ったように見え、フェイスラインがぼやけることがあります。また、筋肉が硬くなるとリンパの流れも悪くなり、むくみやすくなります。 - 歯や歯ぐきへのダメージ
食いしばりや歯ぎしりは、知らないうちに歯の表面(エナメル質)をすり減らし、知覚過敏や歯の破折を引き起こすことも。また、歯周病の悪化や歯が動いて噛み合わせが悪くなるリスクもあります。 - 肩こり・頭痛・耳鳴り
顎の周りの筋肉が緊張すると、首や肩の筋肉まで硬くなり、肩こりや頭痛を引き起こします。また、顎の近くを通る神経が圧迫され、耳鳴りやめまいにつながることもあります。
🧐 あなたは大丈夫?食いしばり・歯ぎしりチェックリスト
✅ 朝起きたときに顎が疲れている、痛む
✅ 無意識に歯を食いしばっていることがある
✅ 頬の内側に噛み跡がついている
✅ こめかみや顎がよく張っていると感じる
✅ ストレスを感じやすく、集中すると歯を噛みしめがち
2つ以上当てはまった方は要注意! 今すぐできるストレッチで、筋肉の緊張を解きほぐしていきましょう。
💆♀️ 食いしばり・歯ぎしり解消!フェイスラインを整える簡単ストレッチ
① 咬筋(こうきん)ほぐしストレッチ
👉 効果: エラの張りを解消し、フェイスラインをスッキリさせる
やり方
- 指の腹(人差し指・中指)を使い、耳の少し前、頬骨の下にある硬い筋肉(咬筋)を探します。
- その部分を軽く押しながら、円を描くようにゆっくりほぐす(1か所10秒×3回)
- 口をゆっくり開閉しながら行うと、より効果的!
⏳ 空き時間に:デスクワーク中やテレビを見ながら、1日2~3回が目安
⑤ 開口ストレッチ
👉 効果: 顎の可動域を広げ、筋肉のこわばりを和らげる
やり方
- 上を向いてゆっくりと口を大きく開ける(辛くない範囲で)
- 最大に開けたら、5秒キープ
- ゆっくり閉じる
✅ 10回×2セットを目安に行いましょう
③ 舌回しストレッチ
👉 効果: 顔全体の筋肉を柔らかくし、むくみを解消
やり方
- 口を閉じたまま、舌先で外側の歯ぐきをなぞるように円を描く
- 右回り・左回りそれぞれ10回ずつ行う
⏳ 空き時間に:歯磨き後や寝る前、1日1~2回
④ 肩・首ほぐしストレッチ
👉 効果: 顎周りの筋肉をゆるめ、肩こり・頭痛予防に
やり方
- 頭を右に倒し、左肩を下に引き下げる
- 首筋が伸びるのを感じながら、30秒キープ
- 反対側も同様に行う
⏳ 空き時間に:仕事の合間や寝る前に2セット行う
📣 日常生活でできる「食いしばり予防」3つのコツ
- 上下の歯を離すクセをつける
「リラックス時、上下の歯は接触しない」のが通常。意識して唇だけ閉じ、上下の歯は離した状態をキープしましょう。20分ごとにアラームをかけ、その時に歯と歯がくっついていないか確認する方法もおすすめです。 - 姿勢に注意!
下を向いていると自然と歯がくっついた状態になります。できる時はなるべく顔を少し上向きにすると食いしばりしにくくなります。 - 寝る時にナイトガードをつける
夜間の歯ぎしり予防には、ナイトガードをつけて寝るのがおすすめ。
当院でカスタムのナイトガードも作れますので、お気軽にご相談ください。
🏥 顎の不調が続く場合はクリニックへ
もし、「痛みが強い」「口が開けにくい」といった症状がある場合は、早めに歯科医に相談しましょう。